透明水彩でデッサン力アップ!

透明水彩を描けばデッサン力がアップするの?

…って感じのタイトルですが、勿論、透明水彩で絵を描きさえすればいいと言う訳ではありません。透明水彩で絵を描く場合も、絵の下描きは必要です。デッサンが狂っている下描きだと、ちゃんと色を塗るのも難しくなります。

ちなみに私は水彩画家の永山裕子先生の水彩画が好きなんですが、永山先生が出版している透明水彩の本にはよくデッサンの事も載っています。透明水彩は、形を把握しモチーフやその背景につく陰影を把握して色を置いていく訳ですから、当然描き手のモチーフを観察する能力は問われます。

着色ひとつにも、絵を描くための基礎であるデッサン力は必要になります。どんな透明水彩画の教本でも、最初はモチーフのデッサンから入りますしね。そう、どんな本にも冒頭にデッサンの道具や簡単な方法などが載っているんです。

透明水彩においても、どうやって色を置いていけばいいか、この部分の質感はどんな風に表現すればいいのかなどを理解・表現するためにデッサンは必要不可欠なんですね。

ちなみに私のオススメの透明水彩画の教本は永山裕子先生の「水彩教室 透明水彩なるほどレッスン」「もう一度透明水彩を始めよう。」などです。デッサンにしても、自分好みの先生の教本ならモチベーションが上がってデッサンも続けやすいと思います。

絵を描く事を楽しみながらデッサン力を高める為に、初心に戻って透明水彩画を始めるのもいいのではないかと思います。