絵が上手い人の性格

絵が上手い人の性格とは主にどんな性格だと思いますか?

まず絵が上手くなるためには、積み重ねた経験と学習が必要です。

それを成就するのに大切な性格の要素には、努力家だとか忍耐強いとか色々あると思いますが、一番重要なのは、自分の絵を客観的に見れるシビアな考えを持っている事だと思います。これは性格と言うより、心構えとか信念に近いものかもしれませんが、自分の絵を客観的に見れると言う事は、自分に足りない部分や悪い部分を判断し、それらを克服する事が出来ると言う事です。

確かに、漫画家にしてもイラストレーターにしても職人気質の職業の方には偏屈で気難しい性格の人も多いです。ですが、専門職についているような、自分の技術について常に向上心を持っている人は、大変シビアな考え方を持っています。妥協を許さず物事をとことん追求するタイプの人は、どんな事でも自分の能力の限界まで高みに上れるポテンシャルを持っています。それができない性格の人は、本来の自分の能力の限界にも到達できず中途半端なまま終わってしまうでしょう。

勿論才能には個人差があります。でもいくら才能や素質があっても、それらを伸ばす事ための努力が出来ない性格を持ってしまっていたら意味がありません。兎と亀の話ではありませんが、いくら兎が早く走れても頑張る事を怠っているとその間に亀に追い抜かれてしまいます。絵の上手い下手と競走は違いますが、やり遂げなければ何事も成就しません。

もちろん、何かを極めると言うのはどんな人間にとっても容易な事ではありません。
だからこそ、継続は力なり、です。

そういう意味では、絵が上手くなる要素を含む性格も才能の内に入るのかもしれません。