デッサンのコツ。
いつも思うんですが、デッサンのコツってある程度絵を描いて来ていてかつ悩み苦しむ過程を経ている人じゃないと掴みにくいモノではないでしょうか。…これはデッサンのコツに限った事ではないですね。
デッサン初心者がデッサン経験者にデッサンのコツを聞いても「まともに絵を描いた経験もろくにないのにそんなに色々言われても解らないよ」って感じの事を言われてしまう事があります。
その点を踏まえると、デッサン初心者にも解りやすく実践しやすいデッサンのコツは「楽しんで描く」事です。何故かと言うと、楽しんで描けないと描き続ける事が苦痛になってしまうからです。とにかく、絵は描き続ける事が大切です。ろくに描かないのに、ちょっとしたキッカケで絵が上手くなる…なんてそんな美味しい話普通はありません。
デッサン初心者は、まずは楽しんで描く事。
その上で、まずは今の自分にできそうな取り決めを守れればいいと言う事になります。
デッサン初心者にもできそうな事と言えば、以下が挙げられます。
- デッサンのモチーフをよく見る
- 一気に全てを描こうとせず、まずはモチーフの形を把握し、モチーフの形を描く
- 影の明暗など、細部までこだわって描く
1は定番ですね。モチーフをちゃんと見ないと構造を把握して忠実に絵にする事はできないので必須です。
2はいきなり全部描かず、モチーフがどんな形の集まりなのかを把握し忠実な形に近づくように形を下描きします。
3はどんな絵でもクオリティ（完成度）を高める為には、細かく描くのは非常に有効です。絵の出来にこだわる方は、細部まで徹底的に描きこみましょう。毎回自分で完成度が高いと思える絵を描き上げていくと、モチベーションも上がります。
デッサンのコツって言うとみんな口を揃えて言うのはモチーフの形を把握する事ですが、それを絵として再現するにはとにかく描き続けてデッサンの経験を積んでいくしかないと思います。例え形を把握できてもそれを絵に出来ないと…ですね。それが最も難しくもあるんですが…。デッサンのコツと言うか、結論として「絵が上手くなるにはひたすら模写！」の一言に尽きるような気もします…