CGとは?

CGとはComputer Graphics(コンピュータグラフィック)の略称です。
(他の意味でも使われてるかもしれないけど…)

CGとは大まかに説明するとPC上で描かれた絵の事を指しますが、PC上で平面の絵を描く2DCG・立体物を作る3DCGと、種類によって概要が大きく変わってきます。

おそらく「絵が上手くなりたい、お絵描きしたい」と思っている方が口にする場合のCGとは、多くの場合2DCGの事を指していると思います。(「絵が上手くなりたい」と言う理由でモチーフの形の把握に欠かせない物体把握能力を鍛えるために3DCGに興味を持つ人も少なからずいると思うので、あえてこんな言い方をしています。)

所で2DCGとはPC上で描く平面の絵の事ですが、2DCGとアナログの違いは何だと思いますか?「平面の絵を描くなら基本的に紙に絵を描く事と変わらない。」と答える方が多いと思います。

確かにそうなんですが、CGなら、絵を消す事も一段階前の工程に戻る事もマウスのクリックひとつで簡単に出来てしまう。と言う特徴があります。

そもそもCGとはPC上で作成されたデータのひとつに過ぎないので簡単に消去できるのは当然なのですが、これはメリットと呼ぶべき事なのかどうか、考えてしまう部分でもあります。

CGとはアナログとは違う便利さが魅力なツールではありますが、同時にその利便性の高さが絵を描く事で大切な「回り道」の作業を阻害してしまうのではないか、と言う懸念があるからです。

例えばどう言う事かと言うと、ここの背景の壁に石の失陥を出したい…と思った時、著作権フリーの大理石の写真をテクスチャに使ったり、人物を描く時に写真からトレスしたりする事です。

こう言った事をしていると、絵はなかなか上手くなりません。

…ですが、絵を描く事を楽しむ事を前提に考えるなら、CGとは正にうってつけのツールです。「絵を描く事を続けるために、絵を描く楽しさを実感して今後のモチベーションにつなげたい」と言う方にはCGをオススメします。