萌え絵の描き方

萌え絵の描き方と言うと、やっぱり漫画のイラストと同じような描き方…だと思いますよね。
萌え絵は人間をデフォルメしたキャラクターの絵なので、分類としても描き方としても漫画と変わりはないのですが、一点において違います。

萌え絵の描き方は可愛い女の子の描き方、漫画絵の描き方は漫画で動かす事に適したキャラの描き方

「一体どう違うんだ」と言われそうですが、萌え絵は可愛い女の子を描く事を重視するあまり、人体デッサンがしっかりできていない事が多い為、あんまり複雑な動きの絵を描く事に向かない傾向があります。勿論デッサンがしっかり出来ている萌え絵を描く方もいますが、デッサンが破綻していてもあんまり重視されない場合が多いのです。
一方漫画絵はキャラクターを動かす事を前提に描かれる絵のため、女の子のキャラだけではなく、老若男女他のキャラ絵も描けないといけません。ですから、可愛らしさよりもリアリティやデッサンを重視する傾向が強いのです。

勿論漫画絵を描いている人でもデッサンが苦手な人はいますし、萌え絵で漫画を描いている人もいます。ですからあんまり一概に言えないのも確かなのですが、萌え絵の描き方を学びたいなら、可愛い女の子を描く方法を研究した方が早いと思います。

漫画絵と萌え絵の描き方はデフォルメキャラと言う点では確かに似ていますが、目指すベクトルが違います。目的がはっきりしているなら、自分が描きたいタイプの萌え絵を探してその萌え絵の描き方を調べた方がいいでしょう。

ただ、どっちの絵を目指すにしても、絵が上手くなりたいなら、やはりデッサンの練習は必要だと思いますが。

…と言って終わってしまうのは不親切だと思うので、私のオススメの本・DVDを紹介したいと思います。

人を描くのって楽しいね!―マンガのための人物デッサン― (廣済堂マンガ工房)


漫画のための人物デッサン本ですが、デフォルメ絵を描く上で参考になる一冊です。

デジ絵の文法 [DVD]

作家ごとのCGのメイキングを見る事が出来ます。いわゆる美少女絵師が多く揃っていますので、可愛らしい女の子が描きたい方には参考になると思います。

どちらの絵を目指すにしても、ある程度、絵自体が描ける様になっておく事は必要だと思います。
デッサンを意識しつつ、なりたい自分の絵柄を目指して練習しましょう。