デッサン用鉛筆の削り方

以前「デッサン用の鉛筆は鉛筆削りではなくカッターで削るべし」と言うお話をしたと思います。

学生時代に美術の授業を受けた時も鉛筆をカッターで削る所から始めた記憶はないでしょうか。鉛筆削りを使わずわざわざカッターで鉛筆を削るのにはれっきとした理由があります。

鉛筆削りで削った鉛筆は形はとてもキレイな仕上がりになりますが、細い部分が短い鉛筆に削り上がるため、絵を描く際、細い線を続けて描きにくくなります。線が太くなってくるたびに鉛筆を削らなくてはならなくなるため、中断される頻度が増えて作業が大変非効率になります。更に鉛筆の減りも早くなります。

芯の太さの段階を替えて削れる鉛筆削りもあるみたいですが、やはりカッターでデッサン用鉛筆の削り方を覚えた方が効率的でしょう。

デッサン用鉛筆の削り方ですが、六角形の角をざっくりと切って芯が2cmほど丸見えになるように切ります。切る際は、カッターを持つ手の反対側の手でカッターの背を押すような形で削っていきます(指を切らないように)。大体削れたら、最後に芯を削って細さを調節します。

デッサン用の鉛筆の削り方って難しそうと思いますが、何回かやってたら慣れてきます。と言うか、描く時に困らなければそれでいいのです。鉛筆の芯の長さも個人によって好みもあると思いますので、自分に合ったデッサン用鉛筆が削れるようになる事が大切です。