CGの線画の描き方

CGの線画と言うのは、アナログで言う「デッサンを清書したもの」…でしょうか。

パソコンで絵を描きたいと思ったら「まずは線画がないと…」と言う感じですが、パソコンで線画を作る(描く)のが苦手・無理な方もいます。そう、このCGの線画の描き方なんですが、本当に人それぞれなんです。

…と言っても、大抵の場合、CGの線画の描き方と言うと、パソコン上の描くか、アナログで描いた線画をスキャナでスキャンして画像データとしてパソコンに取り込むかのどっちかに限られるんですが。

CGの線画の描き方の詳細ですが、

1.ペンタブレットの筆圧感知機能のあるCG作成ソフトで描く。
SAIなどのCG作成ソフトは線画のみに限らず、ペンタブレットのみで絵を描く事に向いています。人によってはSAIで線画を描き、着色はPhotoshopなどのソフトで行っている人もいます。

2.紙に描いた線画のイラストをスキャナなどで画像データとして取り込む。
描き方と言うか、これはCG用の線画の作成方法ですね。弘法筆を選ばずと言いますが、やっぱり線画などの緩急をつけた線は、使い慣れた道具でなければ上手く描く事は出来ません。まだそれほどペンタブレットを使いこなせていないと言う方は、紙に線画を描き、パソコンにデータを取り込んで描く方がいいかもしれません。
ただCGの線画の描き方として、この方法を選んだ場合、線画を取り込んだ後の線画のデータの加工処理が必要になります。紙をスキャナで取り込むと、ゴミやノイズなどが一緒に移り込んでしまうからです。その場合は、PhotoshopなどのCG作成ソフトにある「明るさ・コントラスト」や「トーンカーブ」や「レベル補正」などのフィルタで、線画の黒い部分を濃く・白い部分をより白くする事で、スキャン時に一緒に取り込んだゴミなど飛ばして消してしまうのが一般的です。この方法は、探せばCGテクニック本やネット上でも紹介しているサイトを多く見かけますので、使おうと思っているソフトを使っていたり、自分に合った描き方をしている講座などを探してみるといいかと思います。